2026-07-27
金は1%超高、原油急落と中東休戦で「インフレ懸念」の構図が変化
金(ゴールド)価格が週明けの国際市場で1%超上昇しました。背景には、米国とイランを巻き込んだ中東の軍事衝突が一時停止し、原油価格が急落したことがあります。これまで原油高を通じて高まっていたインフレ懸念が和らぎ、投資家の視線が再び「金利と安全資産」のバランスに戻りつつあります。
金は一般的に「安全資産」とされる一方、利息や配当を生まないため、市場金利が高い局面では売られやすい性質があります。今回、原油が約5%下げたことで、今後の物価上昇圧力と長期金利の高止まり懸念がやや後退し、金の相対的な魅力が見直されました。米長期金利は依然として高水準ですが、「最悪シナリオは回避された」との見方が優勢になりつつあります。
為替市場ではドルがやや上値を抑えられ、主要通貨建ての金相場を下支えしました。ただし、金はすでに歴史的な高値圏に位置しており、短期的には利益確定売りも出やすい水準です。アナリストの間では、「中東情勢が再び悪化すれば、安全資産としての金買いが一気に強まる可能性がある一方、停戦が続きインフレ懸念がさらに後退すれば、金は上値の重い展開となる」との声が出ています。
元記事: Gold rises over 1% as oil tumbles on pause in US-Iran fighting