2026-07-25
株式ファンド9週連続流入、債券から資金流出 中東リスク下でも「決算期待」が勝る
ロイターがLSEG(ロンドン証券取引所グループ)のデータを基に集計したところ、7月22日までの1週間で世界の株式ファンドには131億ドル規模の資金が流入し、9週連続の純流入となりました。これは、企業決算が予想以上に堅調になるとの見方が広がっているためで、中東情勢の緊迫や半導体株の下落といったリスク要因がありながらも、株式市場全体への投資意欲は維持されている格好です。
地域別では、米国株ファンドや欧州株ファンドに加え、アジアを含む新興国株ファンドにも資金が入りました。これに対し、世界の債券ファンドからは約4,000万ドルの小幅な資金流出となり、安全資産とされる債券よりも、リスクはあるがリターン(収益)を狙える株式が選好されている状況がうかがえます。同期間、コモディティ(商品)ファンドでは、原油や金価格の変動をにらみながらも選別的な資金移動が続きました。
もっとも、米連邦準備制度理事会(FRB)の今後の利上げスタンスや、中東情勢の行方次第では投資家心理が急速に冷え込む可能性もあります。足元では「決算期待」が相場を支えていますが、個人投資家にとっては短期の楽観に乗りすぎず、金利動向や地政学リスクをにらみながら時間分散・資産分散を徹底することが重要になりそうです。
元記事: Global equity funds attract ninth weekly inflow amid upbeat earnings expectations