2026-07-24
ビットコインETFに「じわりと買い戻し」 地政学リスク下でも資金流入が続く理由
米国市場で取引されるビットコイン現物ETF(上場投資信託)への資金フローを見ると、6月後半にかけて大幅な資金流出が続いたあと、7月に入ってからは徐々に流入超に転じていることがデータから確認されています。価格は高値から約半値水準まで下落しているものの、直近2週間はトータルでプラスのフローとなっており、「押し目買い」に動く長期投資家の存在がうかがえます。
特徴的なのは、中東情勢の緊迫化など地政学ショックで一時的な大口解約が出た局面でも、週間ベースではなお資金流入が続いた点です。これは、ETFを通じてビットコインに投資する層が、短期売買主体の「クリプト・ネイティブ」投資家とは異なり、より長期の資産配分戦略の一環としてポジションを構築していることを示唆します。
日本の個人投資家にとっては、「価格チャートだけを見て悲観するのではなく、どのマネーが動いているのか」に注目する視点が重要です。機関投資家や富裕層向けのETFマネーが買い越しに転じていることは、ボラティリティの高さに悩まされつつも、ビットコインをポートフォリオの一部に組み込もうとする動きが続いているサインといえます。ただし、ETFフローの改善が直ちに価格の強い上昇につながるとは限らず、規制動向やマクロ環境も合わせて総合的に判断する必要があります。
元記事: Bitcoin ETF Flows: July 2026 — Daily Table & Net Totals