2026-07-22
ビットコイン6.5万ドル台、小幅高 株高と金利上昇の板挟み
21日の暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)が1BTC=約6万5,000ドル台で推移し、前日比で小幅な上昇となりました。複数の市場データサイトによれば、24時間ベースの騰落率はおおむね1%未満のプラス圏にとどまっており、強いトレンドというよりは「高値圏での持ち合い」といった様相です。
背景には、米株式市場の持ち直しによるリスク選好の回復と、米国債利回り(国債の金利)の上昇という相反する要因があります。株高はリスク資産全体に追い風となる一方、金利の上昇はドルや債券の魅力を高め、無利息資産であるビットコインには逆風となりやすいためです。オンチェーン(ブロックチェーン上の取引データ)やETF(上場投資信託)への資金フローに関するコミュニティの議論をみても、「強気相場だが、買い上がる決定打に欠ける」という見方が多くなっています。
短期的には、米インフレ指標やFOMC(米連邦公開市場委員会)を含む金融政策イベントが、次の一方向の動きのきっかけになるとの見方が根強い状況です。日本の個人投資家にとっては、為替レート次第で円建ての価格変動が増幅される点にも注意が必要で、ドル建て価格が小動きでも、円安進行時には含み益が膨らみやすい反面、反転時の下落リスクも大きくなる構図と言えるでしょう。