2026-07-21
金と銀、7月の再緊張局面でどう動いた?インド投資家のスタンス
7月に入り中東情勢の緊張が再び高まるなか、インドの金先物市場では一時、金価格が史上最高値圏まで急伸しました。金は「有事の安全資産」とされるため、地政学リスクが意識される局面では資金が流入しやすくなります。しかし、その後は材料出尽くし感や利益確定売りも出て、7月中旬には高値からやや反落する展開となりました。
インドの金融情報サイトによると、専門家の多くは「短期的な値動きに振り回されず、金はあくまで資産全体の一部として保有を続けるべき」とコメントしています。具体的には、家計の金融資産の5〜10%程度を金に振り向ける「分散投資」の重要性を強調する声が目立ちます。また、急落局面を「押し目買い(価格調整時の買い増し)」の機会と捉え、段階的に買い下がる戦略を推奨するアナリストもいます。
銀については、工業用途の比率が高いことから、景気減速懸念が重しとなり、金ほどは上昇していません。それでも、金と連動性が高いとみる投資家も多く、「長期的なインフレヘッジ(物価上昇に備える手段)」として、金と銀を組み合わせて保有する動きがじわりと広がっています。日本の個人投資家にとっても、インド市場の動きは「新興国の実需と投資マインド」を映す鏡として注目に値します。