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2026-10-21

ノルウェーの崖に並ぶ「5人の花嫁」?1700年前の“石像シルエット”が面白い

ノルウェーのフィヨルド(氷河が削った細長い入り江)の一つに、「五人のおろかな乙女(Five Foolish Virgins)」と呼ばれる奇妙な岩の列があります。とがった岩が5つ並んでいて、遠くから見るとベールをかぶった花嫁行列のようにも見えることから、地元ではずっと昔から伝説の舞台になってきました。

今回、ノルウェーの科学メディアが地質学者に取材したところ、この“奇岩行列”は、約1700年前からほとんど姿を変えていないことがわかりました。岩石の風化スピードや地形の変化を計算すると、紀元3〜4世紀ごろにはすでに今と似たシルエットになっていたと考えられるそうです。人間の歴史でいえば、ローマ帝国末期や日本の古墳時代くらいの頃から、ずっと同じポーズで“立ちっぱなし”だったわけです。

名前の由来になっているのは、キリスト教の「十人の乙女」のたとえ話。花嫁の付き添い役がランプの油を用意していたかどうかで“賢い乙女/愚かな乙女”に分かれる、という有名な寓話です。ノルウェーではこの物語になぞらえて、崖に並ぶ岩を「準備をしなかった5人の乙女」と呼んできたのだとか。

もちろん、岩そのものは自然にできたもので、誰かが彫った彫刻ではありません。でも、人間はどうしても「何かの形」に見立てたくなる生き物。1700年も同じ景色を見上げながら、人々がいろいろな物語を重ねてきたと想像すると、それだけで小さな歴史ロマンを感じます。

もしあなたの近所にも“人の顔に見える岩”や“動物に見える雲”があったら、どんな名前をつけてあげたいですか?

元記事: Norway's 'Five Foolish Virgins' have stood for 1,700 years