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2026-10-21

古代人、2万4千年も同じ洞窟に通っていた?「スペインのタイムカプセル洞窟」研究

スペイン東部の海岸近くにある「コバ・デ・レル(Cova de l’Or)」という洞窟が、考古学者たちの間でちょっとした話題になっています。新しい研究で、この洞窟がなんと約2万4千年ものあいだ、くり返し人間に使われていた可能性が高いとわかったからです。2万4千年というと、日本の縄文時代よりもはるかにさかのぼる長さ。ほぼ“人類史そのもの”レベルの長期リピート利用です。

この洞窟では、旧石器時代(ネアンデルタール人や初期の現生人類がいた頃)から、新石器時代(農耕が広まり始めた時代)にかけての道具や骨、炉跡などが層になって見つかりました。研究チームは、放射性炭素年代測定(炭素14を使って年代を測る方法)や土の積もり方の分析から、ほとんど“時代ごとに更新されるキャンプ場”のように、世代を超えて使われ続けたと考えています。

なぜ、そんなに長く人気だったのでしょう?
立地は海と山のあいだのちょうどよい場所で、狩りの獲物も海の資源もねらいやすく、洞窟自体も奥行きがあって安全。気候が寒くなったり暑くなったりしても、ここに来ればとりあえず“しのげる”という、まさに天然の避難所だったようです。

おもしろいのは、「文化の変化」も一つの場所で連続して見える点です。石器の形が精巧になっていったり、やがて土器や装飾品が登場したりと、「生き方のアップデート履歴」が地層として残っている。考古学者はこれを、“ヨーロッパ先史時代のタイムカプセル”と呼んでいます。

今の私たちで言えば、何千年後かの未来人が、同じ場所に建ち続けたコンビニ跡を掘り返して、「お、ここは文明が続いた“聖地コンビニ”だな」と言っているようなものかもしれません。

もし自分の暮らす町で、2万年以上先まで使われ続ける“お気に入りスポット”を一つだけ選ぶとしたら、どこを残したいですか?

元記事: Spanish cave has been used by humans for 24,000 years