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2026-10-20

ハチの巣は「巨大な免疫システム」だった?ミツバチ社会の“見えない防御力”

ミツバチの巣って、よく見ると茶色や黄色の“ロウのかたまり”にしか見えませんよね。でも最新の研究によると、その巣そのものが「生きた免疫システム(病原体から身を守る仕組み)」として働いている可能性があるそうです。

オーストラリアの研究チームは、さまざまな環境のミツバチの巣を集めて、巣材に含まれる植物由来の成分を分析しました。その結果、花の蜜や花粉だけでなく、樹脂(木が傷ついたときに出すベタベタの液)や、ハーブっぽい香りのする植物のエキスなど、いろんな「天然の抗菌物質」が巣のあちこちに練り込まれていることがわかったのです。

しかも、周りに多様な植物がある場所の巣ほど、この“薬のカクテル”が豊かで、バクテリアやカビに対して強い防御効果を発揮していました。つまりミツバチたちは、本能的に「どの木の樹脂を集めると病気に強い巣になるか」を選び、巣全体をまるごと巨大な「免疫の壁」にしている、というわけです。

研究者はこれを「ハチの巣=コロニー全体の免疫系」と表現し、人間でいうと、家の壁や床そのものが空気清浄機や除菌フィルターになっているようなものだと説明しています。都市化で単一種の植物ばかりになってしまうと、この防御力が落ちてしまう可能性も指摘されました。

ミツバチたちが作る“薬入りの家”を見ていると、人間の建築や抗菌素材のヒントにもなりそうです。もし自分の家の壁や家具が、勝手にウイルスやカビをブロックしてくれるとしたら、ちょっと安心しませんか?

元記事: Bee hives found to be ‘living immune systems’ that protect bees