2026-10-18
「白色矮星」は白くなかった?ピンクや緑に光る“カラフル終末の星”の研究
天文学の教科書などでおなじみの「白色矮星(はくしょくわいせい)」という星があります。太陽のような恒星が一生を終えたあとに残る、「とても小さくて密度の高い“白い星”」というイメージですよね。
ところが最新の研究によると、「白色矮星は必ずしも白くない」ことがわかってきました。観測データを詳しく分析したところ、実際にはピンクがかったもの、青緑っぽいものなど、かなりカラフルな終末を迎えている星がたくさん見つかったのです。
研究チームは、宇宙望遠鏡などが撮影した大量の白色矮星のスペクトル(星の色の成分)を整理し、「もし人間の目で近くから見たら何色に感じるか?」をシミュレーションしました。その結果、星の表面温度や大気中の元素の組成によって、見かけの色が大きく変わることが明らかになりました。
たとえば、まだ比較的“若くて熱い”白色矮星は青白く輝きますが、時間がたって冷えてくると、光の成分バランスが変わり、ピンク寄りや、淡い緑色っぽくなる場合もあるそうです。「白色」と呼ばれてきたのは、あくまで望遠鏡のフィルター越しに平均化された見た目だった、というわけですね。
この結果は、宇宙の見た目のイメージをちょっと塗り替えるだけでなく、白色矮星を使った「宇宙の年齢」や「星の進化」の研究にも影響します。色の違いには温度や年齢の情報が詰まっているため、「カラフルさ」をきちんと理解することで、より正確に星の履歴を読み取れるようになるのです。
夜空のどこかで、ピンク色やミントグリーンの“引退した星”が静かに光っていると思うと、ちょっとロマンチックだと思いませんか?
元記事: 'White' dwarf stars can be purple, pink and even green, surprising new study finds