2026-10-18
恐竜博物館の引き出しから“無敵の女戦士”!? 100年前の化石の正体がじわじわすごい
イギリスの博物館の引き出しの中から、ちょっとかっこいいあだ名の恐竜が再発見されました。その名も「征服されざる女戦士(アンコンケルナ・フェミナ)」とニックネームを付けられた新種恐竜です。
この化石そのものは、実は100年ほど前に発掘されていて、長いあいだ「よくある小型恐竜の一つ」くらいの扱いで収蔵庫に眠っていました。ところが最近、研究者があらためて詳しく調べてみたところ、「あれ、これ他とだいぶ違うぞ?」となり、新種として“昇格”したという経緯です。
この恐竜は、体長は人間より少し小さいくらいの軽量級ですが、前あしに長く鋭いツメを持ち、走るのもかなり速そうな体つき。分類としては、ティラノサウルスの遠い親戚にあたる「獣脚類(じゅうきゃくるい)」のグループに入ります。捕食スタイルは、巨大恐竜を倒すというより、小〜中型の獲物を素早く狙う“ハンター”タイプだったと考えられています。
ユニークなのは、頭骨や骨盤の特徴から、この個体が「メス」である可能性が高いと判断された点。そこで研究チームは、ラテン語で“征服されざる女性”を意味する名前を付け、「太古にも強いハンター系女子がいた」と象徴的に紹介しています。
博物館の収蔵庫や引き出しには、まだきちんと見直されていない化石が世界中に山ほど残っていると言われます。今回の発見は、「既にある標本を丁寧に見直すだけでも、新種が見つかる」という好例になりました。
もしかすると、次の“伝説級恐竜”も、すでにどこかの棚でホコリをかぶっているのかもしれませんね。