2026-10-16
新種ティラノサウルスの“いとこ”登場? 100年前の化石から蘇ったハンター
アメリカ・ニューメキシコ州で約100年前に見つかっていた恐竜の化石が、「実は新種でした」として脚光を浴びています。研究チームは、この肉食恐竜に「Invictibellatrix amberina(インウィクティベラトリクス・アンベリナ)」という名前を付けました。ラテン語で「打ち勝つ女戦士」といった意味を持つ、かなり勇ましいネーミングです。
この恐竜は、あのティラノサウルス・レックスと同じ“2本足で歩く肉食グループ(獣脚類)”に属し、「メガラプトル類」という仲間に分類されました。メガラプトル類は、細長い体つきと鋭い鉤爪を持つ中〜大型肉食恐竜で、研究者いわく「もし現代に現れたら、人間を追いかけ回すくらいの素早いハンターだっただろう」とのこと。
面白いのは、この標本が1920年代から博物館の収蔵庫にずっと眠っていたことです。当時は別の恐竜の一部と考えられていて、誰も“新種かも”とは気づいていませんでした。しかし、最新のCTスキャンや骨の計測データを使って見直した結果、「これは他のどの種とも決定的に違う」と判明。お蔵入り化石が、1世紀越しに主役の座を射止めたわけです。
もしかすると、世界中の博物館の棚には、まだ名もなき“新種スター”がゴロゴロ眠っているのかもしれませんね。