2026-10-14
「スナックサイズの黒穴」が宇宙を飛び回っているかもしれない説
宇宙物理学者たちが、「とてつもなく小さい“スナックサイズ”のブラックホールが、銀河のあちこちを飛び回っているかもしれない」という新しい仮説を発表しました。ブラックホールというと、太陽より何倍も重い“宇宙の怪物”をイメージしますが、今回話題になっているのは、山やビルくらいの質量しかない超小型タイプです。
理論によると、これらはビッグバン直後の宇宙で、エネルギーがムラになっていた部分から生まれた「原始ブラックホール」の一種。大きさは小惑星よりずっと小さく、場合によっては都市くらいの質量をピンポイントに詰め込んだようなイメージだそうです。当然、見た目としてはほとんど見えず、ふつうの望遠鏡では発見できません。
研究チームは、こうした小型ブラックホールが星の近くを通過したときに起きる、ごくわずかな重力レンズ効果(光が曲がる現象)や、星の軌道の乱れに注目。既存の観測データを調べ直すことで、「もしかしてこれ、原始ブラックホールでは?」と思える候補を探そうとしています。
もし本当に存在が確認されれば、暗黒物質(ダークマター)と呼ばれる、正体不明の“見えない物質”の一部を説明できるかもしれません。宇宙の95%近くがナゾ、とよく言われますが、その一端を埋めるピースになる可能性もあるわけです。夜空を見上げるとき、頭上をこっそり小さなブラックホールが通過しているかも…と想像すると、ちょっとゾクッとしませんか?
元記事: Physicists Propose Tiny Wandering Black Holes as Dark Matter Candidates