2026-10-13
ジュラ紀のワニなのに「エビ好き?」 歯がほそ〜い“偏食ワニ”の化石が見つかった
モロッコで見つかった新種のワニの仲間が、「ちょっと変わったグルメ」だったようです。約1億7000万年前、恐竜たちが歩き回っていたジュラ紀の海にすんでいた Ctenosuchus tenuidens(クテノスクス・テヌイデンス)という爬虫類の化石を詳しく調べたところ、歯がびっくりするほど細く、とがっていることがわかりました。
普通、ワニといえば「ガブッとなんでも噛み砕く」イメージですが、この新種の歯はその真逆。針のように細い歯がびっしり並び、硬いものを砕くには向いていません。その代わり、小さな魚やエビのような甲殻類をすくい取るのにぴったりの形だと考えられています。
研究チームによると、同じグループのワニ型爬虫類には、大きな魚や他の動物を食べていたタイプが多く、ここまで“繊細な食事”に特化した種類は珍しいそうです。当時の海の中でも、ナマケモノ的に小物をパクパク拾い食いしていたのかもしれません。
この発見は、太古のワニたちが意外とバラエティ豊かな食生活をしていたことを示しています。「ワニ=大物ハンター」というイメージは、現代の一部のワニだけを見て作られたステレオタイプなのかもしれませんね。
あなたはもしジュラ紀の海に行けたら、この“エビ好きワニ”を間近で観察してみたいですか?