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2026-10-12

巨大波が周りの3倍! 太平洋で観測された“1300年に1度レベル”のローグ波

カナダ西海岸、ブリティッシュコロンビア州沖の太平洋で、2020年11月にとんでもない波が観測されていたことが、改めて「史上最も極端なローグ波(異常波)」として報じられました。場所はバンクーバー島近くのユークルーレット沖。そこに浮かんでいた観測ブイが、突然、約17.6メートル(4階建てビル級)の壁のような波に持ち上げられたのです。

ローグ波とは、周囲の波の2倍以上の高さになる“とび抜けた”波のこと。1995年に北海の油田基地を襲った「ドラウプナー波」が有名ですが、今回のユークルーレット波は、絶対的な高さはそれより低いものの、「周りとの比率」がこれまでで最大級だったといいます。周辺の波がせいぜい6メートル級だったのに対し、この一発だけがほぼ3倍近い高さだった計算です。

研究者によると、こうしたローグ波は統計的には「1300年に一度」くらいの頻度でしか起こらないレア現象だとか。ただし、それは“ある特定の地点で”の話で、広い海全体を見れば、もっと頻繁にどこかで起きている可能性もあるそうです。これまではちょうどその瞬間に船や観測機器が居合わせないと記録できなかったため、「海の怪談」と半分は信じてもらえていませんでした。

今回の発見は、海上安全の観点でも重要です。大型船でも、運悪くこうした波に横からたたかれれば致命的な被害を受けかねません。ブイによる観測データが増えれば、どんな条件のときにローグ波が発生しやすいのか、少しずつパターンが見えてくるかもしれません。

海辺で波を眺めているとき、「あの中にたまに“ボス級”が混ざっているかも」と想像すると、ちょっとワクワクしませんか? その代わり、船に乗るときはライフジャケットを忘れずに……。

元記事: Massive Wave in The Pacific Was The Most Extreme 'Rogue Wave' on Record