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2026-10-12

キノコ農家を100年悩ませた病気の正体、「犯人は1匹じゃなく17種類もいた」

世界中のマッシュルーム農家を100年以上悩ませてきた謎の病気。その原因はずっと「ある特定の菌(バクテリア)だ」と考えられてきました。ところが最新の研究で、「実は17種類以上の菌がチームを組んで病気を起こしていたらしい」という、ちょっとした推理小説のような展開が明らかになりました。

研究を行ったのはヨーロッパの研究グループ。問題になっているのは、シャンピニオン(いわゆるマッシュルーム)に茶色いシミを作ってしまう「ブラウンブロッチ病」という病気です。見た目が悪くなり商品価値が落ちるため、生産者にとっては大きなダメージ。20世紀初頭から原因菌探しが続いてきましたが、「この菌だ!」とされた犯人候補は何度も入れ替わってきました。

今回のチームは、最新のDNA解析と培養実験を組み合わせて、病気になったキノコから検出されるバクテリアを網羅的に調査。その結果、「特定の1種類」ではなく、少なくとも17種類以上の“悪玉コンビ”が、条件によって入れ替わりながらシミを起こしているらしいことがわかりました。つまり、これまで研究者たちは、群れで行動する犯人グループのうちの1人だけを見て「こいつが黒幕だ」と思い込んでいたようなものだったのです。

この発見により、「病気を防ぐなら、この17種類をまとめてコントロールしないとダメだ」という方向性がはっきりしてきました。今後は、栽培環境の管理方法や、よい菌を増やして悪い菌を抑えるバイオコントロール(生物的防除)など、新しい対策の研究が進みそうです。

日本でも人気のマッシュルーム、その裏側でこんな“群像劇”が繰り広げられていたと思うと、次にスーパーで見かけたとき、ちょっと見る目が変わるかもしれませんね。あなたなら、この17種類にどんな「怪盗団」の名前をつけますか?

元記事: Mushroom disease blamed on single pathogen actually involves 17 harmful bacteria