2026-10-12
月面がまさかの「ドロドロ黄緑色」? アルテミスIIが見た“沼っぽい”月
私たちが夜空に見る月は、だいたい白かグレーですよね。でも、今年4月に月の周りを周回したNASAのアルテミスII(有人テスト飛行)の宇宙飛行士たちは、「ドロドロした黄色」や「沼みたいな緑色」が広がる月を目撃していました——というちょっと意外な報告書が公開されました。
クルーが特に注目したのは、「アリスタルコス高地」と呼ばれる月の火山地帯。そこには濃い茶色、黄土色、黄緑色など、人間の目には“地球の湿地帯”を連想させるような色が混じって見えたそうです。もちろん月に本物の沼があるわけではなく、岩石やガラス質の鉱物の組成が光の当たり方でそう見えるだけです。
今回公開された130ページの報告書には、宇宙飛行士4人が周回中に撮影した大量の写真・動画に加え、「ここはカボチャ色っぽい」「あそこはコーヒー色」といった、かなり人間味あふれる“色の実況メモ”まで残されています。宇宙飛行士も、感想を言うときはわりと素朴なんだな、とちょっと親近感がわきますね。
こうした色の違いは、将来の月面基地づくりにも重要なヒントになります。どこにどんな鉱物資源が多いか、どの場所が着陸や探査に向いているか、といったことを判断する手がかりになるからです。各国が月に恒久基地を作ろうとしている今、“色付きの月マップ”はかなり実用的なアイテムになりそうです。
いつか月旅行に行けるようになったら、「あのへんが宇宙飛行士には“沼色”に見えた場所だよ」とガイドされるツアーが登場するかもしれません。あなたは、どんな色の月をこの目で見てみたいですか?