2026-10-12
スイッチ一つでタトゥーが消える? 光で“オン/オフ”できる新インク「PhotoTat」
タトゥーを入れてみたいけれど、「一生消えない」のがちょっと怖い——そう感じる人は多いはず。そんな心理をガラッと変えそうな、新タイプのタトゥーインクが開発されたというニュースが出てきました。その名も「PhotoTat」。なんと、特定の色の光を当てると模様が浮かび上がり、別の光を当てると消える、“オン/オフ可能”なインクです。
仕組みはフォトクロミック材料という、光で色が変わる化合物を使ったもの。研究チームはマゼンタ・イエロー・シアンの3色チャンネルを用意し、それぞれが違う波長の光に反応するよう調整しました。たとえば緑の光でマゼンタだけをオンにし、青い光でイエローをオンにする、という具合です。これを組み合わせれば、同じ場所にいろいろなパターンを“仕込んでおく”こともできます。
面白いのは、開発者の研究者本人が、自分の腕を“実験キャンバス”にしていること。うろこ状に区切ったタトゥーの一つ一つに別バージョンのインクを試し、「まるでマーメイドみたいに、スイッチで模様が出たり消えたりする」と冗談まじりに語っています。
実用面では、医療用タトゥーへの応用が期待されています。たとえば放射線治療では、照射位置を示す小さなタトゥーを皮膚につけることがありますが、治療が終わっても跡が残ってしまうのが難点でした。PhotoTatなら、治療中だけマークをオンにして、終わったら“消灯”してしまう、といった使い方もできそうです。
もちろん、純粋なファッションとしても相性抜群。平日は「オフ」にして真面目な見た目で過ごし、週末だけ全身タトゥーモードに切り替える…なんて未来もあるかもしれません。あなたなら、この“スイッチ式タトゥー”でどんなデザインを試してみたいですか?
元記事: Cool chemistry trick allows new tattoos to 'turn on and off'