2026-10-09
巨大カピバラの歯が砂漠からゴロッ…「アタカマ砂漠は昔オアシスだった?」という説
「世界でいちばん乾いた場所」として知られる南米チリのアタカマ砂漠。そのカラカラの大地から、なぜか“水辺のゆるキャラ”ことカピバラの歯が見つかりました。しかも、現代のカピバラよりずっと大きかったとみられる、約900万年前の巨大カピバラの仲間です。
カピバラは本来、川や湿地など水の多い環境が大好きな草食動物。そんな動物の化石が、ほとんど雨が降らないアタカマ砂漠から出てきたということは、「ここが昔はかなり湿った場所だった」ことを示しています。研究チームは、当時のアタカマ一帯には川や湖が広がり、ゆたかな生態系があったと考えています。
見つかったのは歯の一部ですが、専門家によると、歯の大きさや形から「現代のカピバラよりも体が大きかった可能性が高い」とのこと。カピバラは世界最大級のげっ歯類(ネズミの仲間)として有名ですが、どうやら昔はさらにビッグサイズの一族がのし歩いていたようです。
地球の気候や地形は、数百万年単位でガラッと変わります。「砂漠=昔からずっと砂漠」と思いがちですが、今回の発見は、そのイメージをひっくり返す一例。今は乾いた“茶色の大地”も、かつては“緑の川辺”だったかもしれないと想像すると、ちょっとロマンがありますね。
今あなたが暮らしている町も、数百万年後には、全然ちがう風景になっているのかもしれないと思うと…なんだか不思議な気分になりませんか?