2026-10-08
AI時代の皮肉?「テクノ楽観」な科学者ほど、自分では気候行動しない傾向
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)の研究チームが、「将来のテクノロジーをどれだけ信じているか」と「個人としてどれくらい気候変動対策をしているか」の関係を、世界の科学者を対象に調べた興味深い研究を発表しました。
結果はやや皮肉め。将来の技術が気候危機を解決してくれると強く信じる、いわゆる“テクノ楽観”の科学者ほど、節電や飛行機利用の削減といった自分の行動にはあまり踏み込まない傾向が見られたそうです。一方で、「技術は大事だけれど、社会のルールや生活スタイルの変化も必要」と考える人ほど、日常の行動も環境配慮的だったとのこと。
この研究は、科学者コミュニティ向けのオンライン調査などを組み合わせて行われました。もちろん、統計的な傾向であって「テクノ楽観=悪」という単純な話ではありません。ただ、「テクノロジーが何とかしてくれる」と信じることが、無意識のうちに“自分ごと感”を弱めてしまう可能性がある、という示唆はなかなか考えさせられます。
日本でも「脱炭素はイノベーションで!」というスローガンをよく耳にしますが、それを言う人ほど実はエアコンつけっぱなし……なんてこともあるかもしれません。あなたは、未来の技術と“自分の一歩”のどちらにより期待していますか?
元記事: Techno-optimistic scientists take fewer climate actions, study finds