2026-10-06
2億年前から地球にいた?「恐竜よりずっと先輩」だった動物たちの痕跡
「動物が本格的に現れたのは5億数千万年前のカンブリア紀」というのが、これまでの教科書的な説明でした。ところが、これを2000万年どころか「2億年も前倒し」するかもしれない研究が発表され、古生物学者たちをざわつかせています。
研究チームが調べたのは、10億年以上前の古い岩石に残された「ステロール」と呼ばれる分子の痕跡です。ステロールは、真核生物(細胞の中に核を持つ生き物)が作る脂質の一種で、多くの動物の細胞膜にも含まれています。このステロールの種類や比率をていねいに分析したところ、「これはほぼ動物に特有のパターンでは?」という信号が見えてきたのです。
もしこの解釈が正しければ、私たちが想像してきた「生命進化のタイムライン」は大きく書き換えられることになります。これまで“目に見える化石”が残らないほど小さく、海のなかでひっそり暮らしていた祖先たちが、想像よりずっと長い時間をかけて多様化していった可能性があるのです。
もちろん、分子の痕跡から「これは動物だ」と断定するのは簡単ではなく、「別の生物でも同じステロールを作れるのでは?」という慎重な声もあがっています。研究者たち自身も、今後ほかの場所や時代の岩石サンプルを調べて、今回の結果が再現できるかを確かめる必要があるとしています。
それでも、「恐竜どころか、そのまた祖先たちのさらにご先祖様」が想像以上に古くから地球にいたかもしれない──そう考えると、地球の歴史がぐっと奥行きを増して感じられませんか?
元記事: Animals may have evolved 200 million years earlier than previously thought, new study suggests