2026-10-05
オクラホマの地下に眠っていた「隠れクレーター」、実は1億年も“若かった” ジルコンが語る地球史ミステリー
アメリカ・オクラホマ州の地下には、「エイムズ・クレーター」と呼ばれる隕石衝突跡が埋まっています。地表からは見えず、主に地質調査や石油探査のデータから存在が知られてきた“隠れクレーター”です。長年、この衝突は約4億6,900万年前に起きたと考えられてきましたが、新しい研究で「実はほぼ1億年も若かった」という驚きの結果が出ました。
研究チームが手がかりにしたのは、ジルコンという鉱物。とても丈夫で、放射性元素を含むため、「地球版タイムカプセル」のように年代測定に使われることで有名です。エイムズ・クレーターから採取したジルコン結晶を最新の手法で分析したところ、衝突の年代は約3億7,000万年前と判明しました。つまり、このクレーターは、これまで想定されていた“ある時代の大量絶滅イベント”とは無関係だった可能性が高いのです。
隕石の衝突と生物の絶滅を結びつけたくなるのが人情ですが、どうやら地球の歴史は、もっと入り組んだパズルのよう。今回の再年代測定によって、「あの絶滅は別の原因かも」「実は別の衝突が黒幕だった?」といった、新たな仮説が必要になってきます。
地球の足元のどこかにも、まだ正確な年齢が分かっていない“謎の傷跡”が眠っているかもしれません。もし自分の住んでいる地域の地下にも、こうした巨大クレーターが隠れていたと知ったら、どんな気分になりますか?
元記事: A Meteor Hit Oklahoma 100 Million Years Later Than Scientists Thought