2026-10-05
チョウの派手な羽は「目くらまし兵器」だった? ハイスピード撮影で見えた“消える昆虫”のトリック
カラフルなチョウの羽は、「モテるため」や「仲間同士のサイン」のためだと思われがちですが、どうやらそれだけではなさそうです。最新の研究で、「派手な羽×ひらひら飛び方」の組み合わせが、天敵の目を本気でかくらんしているらしい、という結果が出ました。
研究チームは、チョウが飛んでいる様子をハイスピードカメラで撮影し、その動きをもとに3Dコンピューターで再現。さらに、羽の模様(ストライプ模様や、羽のフチだけが明るいパターンなど)をいろいろ変えた仮想チョウをつくり、捕食者の視点で見え方をシミュレーションしました。
すると、模様によっては、チョウの「輪郭」が空中でふにゃっと溶けてしまい、どこにいるのか・どっちへ飛んでいるのかが非常に分かりづらくなることがわかりました。研究者は、これは動物界でもトップクラスに“成功している視覚トリック”かもしれないとコメントしています。
人間の目からすると「キレイだな〜」で終わってしまう羽の柄も、捕食者にとっては「ターゲットを見失うバグ映像」。日本の昆虫図鑑でもおなじみのアゲハやマダラ系のチョウを見るとき、「この模様、空中だと消えるんだよな…」と想像してみると、ちょっと見え方が変わってきそうです。
あなたは、どの動物の“デザイン”が一番すごい防御システムだと思いますか?
元記事: Science Snapshots: October 4, 2026 – Flying butterflies use wing patterns to confuse predators