2026-10-03
サンゴに「日よけの傘」!?フロリダ沖で試された“海中パラソル作戦”
地球温暖化で海水温が上がると、サンゴが真っ白になる「白化(はっか)」が世界中で問題になっています。そんななか、アメリカ・フロリダの研究チームがかなりユニークな実験をしました。なんと、本物のサンゴ礁の上に“日よけの傘”をかけてみたのです。
使われたのは、海面近くに浮かべる大型のシェード(遮光スクリーン)。直射日光と強い紫外線をさえぎり、サンゴにあたる光の量と熱ストレスを減らせるかをテストしました。場所はアメリカ本土唯一のサンゴ礁である「フロリダキーズ」。近年、海水温の上昇で壊滅的な被害を受けているエリアです。
結果はかなりポジティブ。シェードの下にいたサンゴは、周りのサンゴに比べて白化の進行が遅く、一部ではダメージが“巻き戻った”かのように色が戻り始めた個体もあったそうです。紫外線や強すぎる光をカットするだけでも、サンゴにとっては大きな休憩時間になる、というわけですね。
とはいえ、フロリダキーズ全体を巨大パラソルで覆う…なんてことはもちろん現実的ではありません。あくまで「一時しのぎ」の応急処置として、小さな保護区や重要な繁殖エリアなどを守る用途が現実的とされています。研究者たちも、「根本的には温暖化を止めないと意味がない」と強調しています。
それでも、「海に日よけを浮かべる」というアイデアは、ちょっとSFじみていてワクワクしませんか?あなたは、こうした“応急テクノロジー”をどこまで使うべきだと思いますか。
元記事: Underwater umbrellas for coral reefs could help protect against heat damage, study finds