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2026-10-02

チンパンジー、「友だちのパインはちょっと遠慮」 “友情の自制心”を初めて確認

アフリカの野生チンパンジーを見ていると、ケンカしたり意地悪したりと、なかなか激しい一面もあります。でも、どうやら「友だちには少し優しくする」という、人間そっくりの気遣いも持っているようです。

カリフォルニア大学バークレー校の研究チームは、動物園のチンパンジーたちに大好物のパイナップルを与え、「目の前の仲間の皿から、どれくらい勝手に盗み食いをするか」を調べました。ポイントは、相手が“普段からよくつるんでいる友だち”なのか、“あまり関わりのない個体”なのかという違いです。

結果はかなりハッキリしていて、友だち相手のときには、チンパンジーは盗み食いの量を明らかにセーブ。さらに面白いのは、「自分も友だちからはあまり盗られないだろう」と期待している様子が行動からうかがえたことです。つまり、“持ちつ持たれつ”の感覚をなんとなく共有しているらしいのです。

これまでの研究でも、チンパンジー同士が毛づくろいをし合ったり、ケンカの仲裁をしたりすることは知られていましたが、「自分の損得をあえて抑える」という、かなり高度な自制心まで働かせている証拠は初めて。研究者は「人間の友情や公平感情の“土台”の一部が、すでに共通祖先の時代からあったのかもしれない」とコメントしています。

あなたのまわりにも、「この人の分はちょっと残しておいてあげよう」と自然に思える友だちはいますか?

元記事: Chimps plunder less pineapple from friends — and expect them to do the same