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2026-10-01

宇宙の「氷」を掃除する新技術? ペタッとくっつけてベリッと剥がす最先端アイデア

冬の朝、車のフロントガラスにこびりついた氷って、なかなか取れませんよね。実は宇宙でも同じような悩みがあります。人工衛星や風力発電機、航空機の翼などに付く“しつこい氷”は、安全面でも大問題。そこでアメリカとカナダの研究チームが、「氷をうまく“だまして”剥がす」ちょっと変わった方法を発表しました。

今回のポイントは、「氷がくっついている表面そのものを一瞬で変えてしまう」こと。研究チームは、電気を流すと性質が変わる特殊なコーティング材と、マイクロメートル(1ミリの1000分の1)レベルの細かい段差を持つ表面を組み合わせました。ふだんは氷がしっかり付くような状態にしておき、氷が十分に成長したタイミングで電気をオン。すると、表面の性質がパッと変わり、氷が「ここにはもういられない」とばかりに、ベリッと剥がれ落ちるのだそうです。

従来の除氷は、機械的にガリガリ削ったり、温めたり、薬剤を使ったりと、エネルギーもコストもかかるものが多く、設備を傷めるリスクもありました。それに対してこの方法は、必要なときだけ少し電気を流すだけ。研究者は「超省エネで、構造もシンプルなので、宇宙機から送電線まで幅広く応用できる」と話しています。

おもしろいのは、この仕組みが“完全に氷を寄せつけない”のではなく、「付かせておいて、タイミングを見て一気に落とす」発想にあるところ。いわば、氷と“共存”しつつ、こちらの都合のいいときに退出してもらう、したたかな戦略です。

将来、日本の新幹線や風力発電にも、この「スイッチ式・氷はがしコート」が採用される日が来るかもしれません。もし家の窓ガラスにも貼れるようになったら、冬の朝のストレスがだいぶ減りそうですが…あなたなら、どこにこの“魔法のコーティング”を貼ってみたいですか?

元記事: Scientists find a surprising new way to remove stubborn ice