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2026-09-30

1.7億年前の“ほぼゾウリムシ”みたいな化石から、複雑な生命誕生のヒントが出てきた

オーストラリアの古い岩石から、約17億年前に生きていたとみられる超ミニサイズの化石が大量に見つかり、「複雑な細胞」がどう進化してきたかの手がかりになるかもしれないというニュースが出ています。ここでいう「複雑な細胞」とは、私たち人間や植物、カビなどが持つ真核生物の細胞のこと。細胞の中に核やミトコンドリアといった小器官があるタイプですね。

研究チームは、オーストラリア北部の堆積岩から、直径100マイクロメートル前後(髪の毛の太さぐらい)の微化石を1万2千個以上も発掘・解析しました。その形や内部構造を詳しく調べたところ、「単純なバクテリア」よりもずっと複雑で、真核生物の祖先に近いグループだと考えられる特徴がいくつも見つかったそうです。

興味深いのは、これらの生き物が、当時すでにいろいろな環境に住み分けていたらしい点。沿岸の泥っぽい場所だけでなく、もう少し沖の方や、栄養の少ない環境でも暮らしていた証拠が見つかっています。つまり、「複雑な細胞」が誕生していきなり“ニッチ(すき間的な生態的地位)”を広げつつあった可能性が高い、ということです。

真核生物の起源は、地球史の中でも最大級のナゾのひとつで、「単純な細菌同士が共生して生まれた」など、さまざまな説があります。今回の発見は、そのストーリーの“第何章目から一気に多様化が始まったのか”を考えるうえで、重要なピースになりそうだと研究者たちは話しています。

私たちの体を作る細胞たちにも、こういう“ご先祖さまの大冒険時代”があったと思うと、なんだかロマンを感じませんか?

元記事: 1.7-billion-year-old fossils reveal a crucial clue to the rise of complex life