2026-09-30
「1日は24時間きっかり」じゃなかった?地球の“微妙なズレ”の黒幕は内側の核かも
時計では当たり前の「24時間=1日」。でも物理学的には、地球の自転はほんの少しだけ“気まぐれ”で、何十年スケールで数ミリ秒ほど長くなったり短くなったりしています。そのナゾに、「地球のいちばん奥の固い核(内核)が関係しているらしい」という研究が出ました。
地球の内部はざっくり、固い内核、その外側のドロドロ金属の外核、さらに岩石のマントル、そして私たちが立っている地殻…という四重構造です。これらは一枚板のように一緒に回っているわけではなく、特に液体の外核は、長い年月のあいだにスピードが少しずつ変化することが知られていました。
カナダの研究チームは、1960年代以降の地球の自転速度データと、内核の回転の変化を示す地震波などの情報を組み合わせ、「内核の形のわずかなデコボコと、マントル側の質量の偏りが引き合う“重力のねじれトルク”」というモデルを作成。これによって、観測されてきた“1日の長さのミリ秒レベルの変動”をかなりうまく再現できたそうです。
ざっくり言えば、内核がちょっと速く回ると、マントル側がブレーキをかけられて地表の自転がほんの少し遅くなり、1日がミリ秒単位で長くなる。逆に内核が遅くなれば、マントル側がわずかに加速する、という力学です。人間の生活ではまったく体感できませんが、精密な原子時計で見ると十分わかるレベルの違いだとか。
研究者たちは、この仕組みを理解することで、地球内部の状態変化や、長期的な気候や磁場の変動との関係も、さらに詳しく探れるかもしれないと期待しています。「1日は24時間でしょ」と思っていた時間感覚も、地球内部のダイナミックな動きに支えられた“だいたい24時間”だった、というのはちょっと面白い視点ですよね。
あなたは「地球のどこか一か所だけ中をのぞける」としたら、内核・外核・マントルのどこを選んでみたいですか?
元記事: Earth’s day isn’t exactly 24 hours. The reason may lie deep inside the planet