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2026-09-29

若いオランウータン、「じーっと見てから2時間半」もマネしていた “観察学習のプロ”ぶりがすごい

インドネシアとマレーシアの熱帯雨林で暮らすオランウータンは、森の知恵袋のような存在です。最新の行動研究で、若いオランウータンが「観察したあと、なんと2時間半(145分)もその記憶を使い続けて行動している」ことが分かりました。

研究チームは、スマトラ島とボルネオ島で、野生の母子オランウータンを長期にわたって観察。子どもが、母親や近くの大人を**じっと凝視する“のぞき見(peering)”**をしたあと、その場を離れてからどんな行動をするかを細かく記録しました。

データを集計すると、若いオランウータンは、誰かが食べている未知の果物や葉っぱをじっと見たあと、その後145分ものあいだ、新しいものに触ったり食べたりする頻度が高い状態が続くことが判明。つまり、「さっき見たこと」をきっかけに、しばらく自分なりの試行錯誤モードに入っているようなのです。

この“観察→しばらくしてからマネ”という流れは、人間の子どもにもよく見られるパターン。研究者は、オランウータンの広い食性(200種類以上の植物を食べることも)が、こうしたじっくり型の社会的学習に支えられていると考えています。

面白いのは、「あまり自分で新しいものを試さない慎重派」の子どもでも、観察時間をしっかりとることで、結果的にはかなり広いメニューを身につけていた点です。危険な植物も多い熱帯雨林で、「まずはよく見てから、あとで自分で試してみる」という戦略は、リスクを減らしつつ知識を増やす、賢い生き残り方なのかもしれません。

私たち人間も、新しいことに挑戦するとき、まずは“うまい人のやり方をじっくり観察する”のが近道なのかもしれませんね。最近、あなたが「誰かのやり方をマネしてみた」ことはありますか?

元記事: Young Orangutans Keep Learning From a Look for 145 Minutes