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2026-09-29

深海の「巨大ダンゴムシ」が16年断食でも平気?DNA泥棒のワザがすごかった

ダンゴムシをそのまま巨大化させたような深海生物「ジャイアント・アイソポッド」。日本でも水族館で人気者ですが、その仲間の一種が「数年〜十数年レベルでほとんど食べなくても生き延びる」らしい、というとんでもない研究結果が出ました。

アメリカと中国などの研究チームが調べたのは、バチノムス・ジェイムシ(Bathynomus jamesi)という深海にすむ大型甲殻類。体長は30センチを超え、「海のダンゴムシ」というより「海底の小型戦車」といった迫力です。標本や飼育記録を詳しく解析したところ、この種は獲物にありつけない期間が何年も続いても、生きたまま耐えられるほど代謝(エネルギー消費)を極端に落とせることが分かりました。

鍵になっているのが、ある“盗んだ遺伝子”です。研究によると、この生物の祖先は約1600万年前、海中の細菌からある遺伝子を取り込んだ形跡があるとのこと。その遺伝子は脂肪を効率よく蓄えたり、エネルギー消費を絞ったりする仕組みに関わっているとみられ、巨大な胃袋とセットで「食べられるときにドカ食いして、あとは超スローモードで生き延びる」ライフスタイルを支えているようです。

遺伝子が別の生物に“横滑り”する現象は、細菌の世界ではよく知られていますが、こんなサイズの動物でここまでハッキリした例が見つかるのはかなりレアケース。深海ならではの食糧難を、生物がどれだけ極端なやり方で切り抜けているかを教えてくれます。

もし自分にも「冬ボーナスを全部脂肪に変えて何年も暮らせる遺伝子」があったら…嬉しいでしょうか、それとも怖いでしょうか?

元記事: This Massive, Deep-Sea Roly Poly Can Go Years Without Food Thanks to a Huge Stomach and a Stolen Gene, Study Suggests