2026-09-29
犬の脳が人間の「ことばの区切り方」をマネしていた?“子どもっぽい聞き耳”の正体
「うちの犬、言葉わかってない?」と感じたことがある人は多いと思います。最新の研究で、その“勘”があながち間違っていないことが、かなりガチな脳スキャンで示されました。
ハンガリーのエトヴェシュ・ロラーンド大学の研究チームは、20匹の家庭犬と20人の人間ボランティアに、意味のない「デタラメ語」の音声を聞かせ、そのときの**脳の電気活動(EEG)**を比較しました。音声は3音節からなる“ニセ単語”をひたすら読み上げたものですが、子音のパターンだけが決まっているバージョンなど、いくつかのバリエーションが用意されています。
結果は意外なものでした。
- 人間と同様に、犬の脳も、音の流れの中から子音パターンに強く反応する
- これは、赤ちゃんが「どこで単語が切れているか」を学ぶときに使っているとされる戦略とよく似ている
- 犬は、単語の意味を理解しているわけではないが、「音のまとまり」を見つける処理は人間とかなり共通している可能性が高い
研究者たちは、この**「子音バイアス」**が、人間だけの特殊能力ではなく、「人の声に囲まれて暮らす犬」という進化・飼育の歴史の中で、犬の脳にも自然に“インストール”されたのではないかと考えています。
つまり、犬は「お散歩」「ごはん」といった単語だけではなく、その前後の文のリズムや音のかたまりを、人間の赤ちゃんに近い方法で切り分けて聞いているかもしれない、ということです。
もちろん、これで「犬と会話できます!」というレベルではありませんが、「犬はただトーン(声の調子)だけで反応しているわけじゃない」ということが、脳レベルで示されたのは大きな一歩です。
あなたの家のわんこは、どんな言葉に一番敏感に反応しますか?
元記事: Dogs segment the speech they hear with a human-like consonant bias