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2026-09-29

宇宙に行くと腸内細菌が“肉食モード”に?宇宙飛行士の体内で起きていた意外な変化

宇宙飛行士は、骨が弱くなる、筋肉が落ちるなど体への負担が大きいことはよく知られていますが、腸内細菌まで大きく変化していることが分かってきました。最新の研究では、「宇宙に出てから数週間以内に、腸内細菌が“タンパク質を分解するモード”へとガラッと切り替わる」ことが報告されています。

ポイントは、変化の速さと、行ったり来たりするスイッチのような挙動です。

  • 打ち上げから数週間で、腸内細菌が主に食物繊維ではなくタンパク質をエネルギー源として使い始めるサインが、宇宙飛行士の血液から検出される
  • 地球に帰還して数日すると、この“肉食モード”は元の状態に戻る
  • 長期ミッションでも、時間がたつほど悪化するわけではなく、「行ったり来たり」するのが特徴

研究チームは、この現象の原因として無重力(正確には微小重力)で腸の動きが遅くなることを疑っています。食べ物がゆっくりしか腸を進まなくなると、細菌がタンパク質を分解するチャンスが増え、その結果、血液中の代謝物(分解の“燃えカス”のようなもの)のパターンが変わるというわけです。

面白いのは、このパターンが地上の腎臓病の研究などでも見られること。もちろん、宇宙飛行士が病気になったという話ではありませんが、「腸内細菌のモード切替」が健康にどう影響するのかを考える上で、宇宙は絶好の“人体実験環境”になりつつあります。

今後は、宇宙食にゆっくり発酵するタイプの食物繊維を増やすことで、このシフトを和らげられるかも検証される予定です。将来の火星旅行のメニューは、「宇宙対応の腸活ごはん」になるかもしれません。

もし自分が宇宙に行けるとしたら、どんな“腸にやさしい宇宙食”を持っていきたいですか?

元記事: Spaceflight may dramatically change the gut within weeks, causing bacteria to break down more protein as food moves more slowly through the intestines