2026-09-28
「夜に息をする」不思議な熱帯樹 干ばつに負けないための秘密の呼吸法
熱帯雨林の木といえば、昼間に太陽を浴びて光合成をしているイメージですが、最新研究で「夜のうちに二酸化炭素を取り込む」という、ちょっと変わった戦略をとる樹木が見つかりました。まるでサボテンのような省エネモードで、干ばつ(異常な少雨)を乗り切っているのだそうです。
ふつうの植物は、葉の表面にある「気孔」という小さな穴を昼間に開けてCO2を取り込みます。その際、水分も一緒に蒸発してしまうのが悩みどころ。とくに気温が高い熱帯では、気孔を開け続けるとあっという間に水分を失ってしまいます。
今回調べられた熱帯樹の一部は、日中は気孔をほとんど閉じ、夜の涼しい時間帯にだけ開くという“逆転スケジュール”を採用していました。夜のうちにCO2を体内に“貯金”しておき、日中はそのストックを使いながら光合成を進める仕組みです。
このような戦略は、サボテンや多肉植物では知られていましたが、大型の熱帯樹でここまでハッキリ確認されたのは珍しいケース。研究者たちは、地球温暖化で干ばつが増える将来、こうした“夜型樹木”がどれくらい森を支えるのかに注目しています。
森の木々にも「昼型」「夜型」の生活スタイルがある、と聞くとちょっと親近感が湧きませんか? あなたは自分の生活リズム、どちらの木に近いと思いますか。
元記事: These Tropical Trees Breathe at Night to Survive Drought