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2026-09-28

火星農園のキモは「キノコ」だった? 宇宙の砂を畑に変える微生物の力

「人類が火星で農業をする日」がSFではなく、かなり真面目に議論されるようになってきました。でも、火星や月の地面は、地球の土とはまったく別物。栄養はほとんどなく、水も少なく、植物にとっては過酷な環境です。

そこで注目されているのが、植物の根に共生する“有益なキノコ(菌類)”たち。今回の研究では、これらの菌類を使って、月や火星の砂に似せた「レゴリス」と呼ばれる模擬試料を改良し、作物が育ちやすい“なんちゃって土”に変えられるかを実験しました。

菌類は、植物の根っこに入り込んで栄養や水分のやり取りをする、いわば地下のパートナー。研究チームは、レゴリス中のわずかな栄養分を菌類に分解・循環させることで、植物が吸収しやすい形に変えられることを示しました。さらに、菌類は根の周りにネットワークのような構造を作り、水分やミネラルを効率よく運ぶ“配送システム”としても働きます。

もちろん、これはまだ地球上の実験レベルの話で、実際に火星でプランター栽培を始めるまでには多くの課題があります。それでも、「宇宙で農業=ハイテク機械と最新素材」と思いきや、案外“土の中のキノコ”のような地味な存在がカギを握っているというのは面白いところです。

もし火星旅行に行けるとして、現地で食べる野菜が“キノコパワー”で育ったものだと知ったら、あなたはちょっとワクワクしますか?

元記事: The Secret to Growing Food on Mars Could Be Fungi