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2026-09-25

古代人、2万5000年前から「キマっていた」?歯の化石から出てきた意外な痕跡

「お酒やドラッグで“ハイになる”のは、近代人の悪い習慣」というイメージがありますが、それをくつがえす研究が出ました。

ヨーロッパの考古学チームが調べたのは、2万5,000年前の人類の歯の化石。歯の表面には、長年にわたって体に取り込まれた物質の痕跡が、年輪のように少しずつ蓄積しています。研究者たちは特殊な分析装置で、この古代人の歯に残った化学物質を調べました。

すると、現代の「ドラッグ検査」で使われるのと同じタイプの代謝物(体内で分解されたあとに残る物質)が見つかったのです。一部は、ケシや幻覚性キノコに含まれる成分と関連しており、「この人たちは、明らかに精神に作用する植物を意図的に利用していた」と研究者は解釈しています。

もちろん、当時に「娯楽用ドラッグ」なんて概念はありません。寒冷な氷期のヨーロッパで、狩猟採集(野生動物を狩ったり、木の実を集めて暮らす生活)をしていた人々にとって、植物の知識は生死に直結する重要スキル。痛み止め、疲労回復、宗教的な儀式など、さまざまな目的で“意識が変わる植物”を使っていたと考えられます。

今回の研究がユニークなのは、「骨や道具」ではなく「歯」を手がかりに、古代人の“内面の体験”に迫ろうとした点。今後、別の地域・時代の歯も同じ方法で調べれば、「人類はいつからハイな体験を追い求めていたのか?」という長年の謎が、かなり具体的に見えてくるかもしれません。

もし自分の歯から2万年後に“生活習慣”を読み取られるとしたら、ちょっと怖くありませんか?

元記事: Ancient Teeth Reveal Humans Were Getting High 25,000 Years Ago