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2026-09-24

「ゲーム実況ごっこ」で自閉スペクトラム症の子の脳が落ち着いた?UCLAのユニーク実験

自閉スペクトラム症(ASD)の子どもたちの中には、「服のタグがチクチクする」「掃除機の音がつらすぎる」など、日常の感覚刺激をものすごく強く感じてしまう人がいます。専門用語では「感覚過敏」と呼ばれ、学校生活や友達づきあいに大きなストレスを生むことも。でも、これまで根拠のあるトレーニング法は多くありませんでした。

アメリカ・UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の研究チームは、ちょっと面白いアプローチを試しました。子どもたちに「自分の体に起きていることを“レポーター”のように実況してもらう」というゲーム形式の練習をさせ、その前後で脳の活動をMRIで観察したのです。たとえば「いま手のひらがジンジンしてきた」「音が大きくなってドキドキしてる」と、あくまで客観的に言葉にしてもらうイメージです。

すると、トレーニングの後には、感覚情報を処理する脳の領域の“過剰な興奮”が目に見えて下がっていたことが分かりました。つまり、「うわっ、イヤ!」と反射的に押し流される前に、いったん“実況モード”に入ることで、脳が落ち着きを取り戻すスイッチが入る可能性があるというわけです。

この手法は、もともと不安症の治療などで使われる「認知行動療法(CBT)」のテクニックを子ども向けにアレンジしたもの。薬を使わず、遊びの延長でできるところが魅力です。もちろん、すべての子に効く万能薬ではありませんが、「つらい感覚を言葉で“外に出す”ことで、脳の中の反応そのものが変わりうる」というのはとても希望のある結果ですよね。

もしあなたが子どもの頃、「この音だけは本当に無理!」というものがあったとしたら、実況アナウンサーになりきってみると、少し感じ方が変わっていたかもしれません?

元記事: 'Reporter game' helps regulate sensory-brain activity in autistic youth, MRI study finds