2026-09-24
65℃でもへっちゃら?“耐熱アメーバ”が教えてくれる「生命の限界ライン」
お風呂のお湯が45℃を超えると「アツッ!」となりますが、世界には「63℃で元気に増殖する」タフすぎる生き物がいることが分かりました。見つかったのは、アメリカ・カスケード山脈の温泉で暮らす新種のアメーバ。名前はラテン語で“炎のアメーバ”を意味する Incendiamoeba cascadensis です。
アメーバというのは、顕微鏡で見るとドロッとした形でウニウニ動く単細胞生物。今回の「火炎アメーバ」は、なんと摂氏63℃という超高温で、普通に細胞分裂して増えていくことが観察されました。これまで「複雑な細胞(真核生物)が生きられる上限温度」は約60℃と言われてきたので、その“常識”をあっさり更新した形です。
研究者たちは、このアメーバの細胞の中で、たんぱく質や膜がどうやって“ゆで卵状態”にならずにすんでいるのかを詳しく調べています。高温でも壊れないたんぱく質の仕組みが分かれば、産業用の酵素や、極端な環境で働くバイオ技術の開発にも役立つかもしれません。
さらにロマンがあるのは、「他の惑星での生命探し」にもつながる点です。これまで「ここまで暑い星には、さすがに複雑な生物はいないだろう」と思われていた条件でも、「いや、火炎アメーバ級ならワンチャンあるのでは?」と、想像できる範囲が一気に広がります。
あなたは、もし63℃の温泉に“見えない生き物”がウヨウヨいると知っても、入ってみたい派ですか、それとも全力で遠慮したい派ですか?
元記事: Could humans survive 65°C temperature? An amoeba just showed it can