2026-09-23
犬は人間の“イライラ”も聞き分けていた?脳スキャンでわかった感情レーダー
「うちの犬、こっちが落ち込んでるとそっと寄ってくるんだよね」といった話はよく聞きますが、最新の研究で、その“感じ取る力”が想像以上に高いことが示されました。しかも、ただの勘ではなく、脳レベルで人間の感情を区別しているようなのです。
アメリカとハンガリーの研究チームは、主にボーダーコリーという犬種を対象に、じっと横になった状態でMRI(磁気共鳴画像法)の脳スキャンを受けてもらう、というちょっと珍しい実験を行いました。ボーダーコリーは牧羊犬として知られ、人の指示を理解する能力が高いため、こうした行動実験に向いています。
実験では、犬たちに、飼い主や知らない人の声で「うれしそう」「悲しそう」「イライラしている」など、感情のこもった話し方を聞かせました。その結果、犬の脳の中の「聴覚野」や「感情処理」に関わる領域の活動パターンが、感情ごとに異なることが確認されました。つまり、犬は単に声の高さや大きさを聞き分けているだけでなく、その裏にある気分の違いもしっかり処理している可能性が高いということです。
飼い主の機嫌が悪いときに犬が距離をとったり、逆になぐさめに来たりするのは、あながち擬人化ではないのかもしれません。「言葉が通じなくても、気持ちはけっこうバレている」──そう思うと、犬の前での振る舞い、ちょっと気をつけたくなりませんか?
元記事: Dogs can tell when you’re happy, sad or frustrated, study shows