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2026-09-22

「レムール界のオペラ歌手」発見?高音で口を大きく開けて歌う“森のソプラノ”

フランス語圏の島マダガスカルに住むサルの仲間「インドリ」というレムール(キツネザルの一種)が、「オペラ歌手みたいに歌っている」として、動物行動学の研究者たちを驚かせています。

レムールは、アフリカ東側の大きな島マダガスカルだけに自然分布する原始的なサルで、日本の動物園でも人気者。その中でもインドリは、森の中で長い「歌」のような鳴き声を響かせることで知られています。今回、イギリスとイタリアの研究チームがインドリの歌う様子をハイスピードカメラで撮影し、口の開け方と音程の関係を詳しく分析しました。

その結果、高い音にいくほどインドリは口を大きく開け、低い音ではやや閉じ気味にするなど、人間のオペラ歌手が行う発声テクニックとよく似た動きをしていることが判明。音声科学の世界では、口や喉の形を変えて声を共鳴させる技術を「フォルマント調整」と呼びますが、インドリはこれに近いことを本能的にやっている可能性があるそうです。

森の中で大声で歌うのは、なわばりを主張したり、家族同士のコミュニケーションを取ったりするためと考えられています。それにしても、人間が長年かけて身につける声楽のコツを、レムールが自然に使いこなしているかもしれないというのは面白い話です。

もし動物園でレムールの合唱コンサートが開かれたら、ちょっと聴きに行ってみたくなりませんか?

元記事: Lemur uses opera singer's trick to belt out forest songs