2026-09-20
宇宙に“サメ”、月に“真珠”、太陽に“金色の模様” 今年の天体写真コンテストがファンタジーすぎる
イギリス・ロンドンの王立天文台が主催する「ZWO Astronomy Photographer of the Year」は、世界中のアマチュア&プロの天体写真家が腕を競う有名コンテストです。その2026年の受賞作が発表されたのですが、テーマがあまりにもファンタジー。宇宙に“サメ”が泳ぎ、オーロラは王冠になり、月には“金の真珠”が飾られていました。
今年のグランプリを獲得したのは、クウェートの撮影者が撮った「ザ・クワイエット・プレデター(静かな捕食者)」。地球から約650光年先にある暗黒星雲 シャーク星雲(LDN 1235) を長時間露光でとらえた一枚で、本当にサメが宇宙空間を泳いでいるように見えます。「祖先の暮らした砂漠の上空を、宇宙のサメが漂う情景」に惹かれたと、作者はコメントしています。
「オーロラ部門」の受賞作は、アイスランドの小さな教会の上空に、緑色の光が王冠のように広がる写真。その名も「ザ・クラウン」。街明かりから遠く離れた場所だからこそ、空いっぱいに広がる“生きている空”が写し出されています。
「月部門」では、「ビーナシアン・パール・オン・ザ・ムーン(Venusian Pearl on the Moon)」という一枚が話題に。これは2025年に起きた“月が金星を隠す”天文現象(掩蔽〈えんぺい〉)を撮影したもので、三日月の縁に、消えかけの金星が真珠のようにくっついて見えます。月のそばにポツンと輝く金星は肉眼でも見えますが、ここまで宝石みたいに写すのは、かなりの経験と機材が必要です。
こうした受賞作は、ロンドンの国立海洋博物館で展示され、実際のプリントを間近で見ることができます。もしイギリス旅行の予定があれば、普通の美術館とは一味違う「宇宙ギャラリー」に足を運んでみるのも面白そうです。
あなたは、宇宙のどんな瞬間を“写真に閉じ込めて”みたいですか?