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2026-09-19

クモにそっくりな“しっぽ”で鳥をだます毒ヘビ 砂漠の「スパイダーテール作戦」

イランの岩だらけの砂漠に住む「スパイダー・テールド・ホーンバイパー(学名 Pseudocerastes urarachnoides)」という毒ヘビがいます。名前の通り、しっぽの先がクモそっくり。最新の詳細な観察研究で、このヘビがとんでもなく巧妙なハンティングをしていることが改めて報告されました。

岩陰に潜んだヘビは、頭をじっと隠しつつ、しっぽだけを岩の上に出してフリフリ。先端には“クモの胴体”のような丸いふくらみと、足のような突起があり、動き方まで本物のクモそっくりになるように振るといいます。遠くから見ると、地面をちょこちょこ歩くクモそのもの。これにだまされて近づいてきた虫食いの小鳥が、ヘビの射程圏に入った瞬間――一気に頭を突き出して噛みつき、強力な毒で仕留めてしまうのです。

このヘビ自体は10年以上前から知られていましたが、「実際にどうやってしっぽを使っているか」を詳しく記録した映像やデータはほとんどありませんでした。今回の研究では、カメラトラップ(自動撮影カメラ)やフィールド観察を駆使して、この“スパイダーテール作戦”の一部始終をようやく分析。クモにそっくりな形態だけでなく、「鳥の興味を引く動きのパターン」まで進化で作り込まれていることが分かってきました。

クモのフリをするヘビ、クモを食べようとする鳥…自然界の“だまし合い劇場”は、人間の想像力を軽く超えてきますね。あなたは、もし砂漠を歩いていて、このヘビの“クモしっぽ”を見つけたら、近づいて見てしまいそうですか?

元記事: The snake that mimics a spider to lure birds