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2026-09-18

ネアンデルタール人の「石器テク」、じつはヨーロッパ中でじわじわ共有されていた?

「ネアンデルタール人=力まかせで不器用」というイメージ、そろそろアップデートが必要かもしれません。ヨーロッパ各地の遺跡をまとめて分析した最新研究によると、彼らはかなり洗練された“切れ味抜群の石器”の作り方を、広い地域にわたって少しずつ共有していた可能性が高いというのです。

研究チームが注目したのは「ルヴァロワ技法」と呼ばれる石器づくり。これは、あらかじめ石の芯をきれいに整えておき、最後に一撃で理想の形の石片をはがし取る、かなり高度なテクニックです。従来は「どこかで突然生まれた革新的技術」と思われてきましたが、新しい年代測定と形の分析からは、ヨーロッパ各地で約40万年前ごろから、ゆっくりと似た方法が育っていったことが示唆されました。

おもしろいのは、その背景として「暖かい気候」が浮かび上がってきた点です。氷期と氷期のあいだの“ぽかぽか期”には、動物や人が移動しやすくなり、違う地域のグループ同士が出会うチャンスが増えます。その結果、「この削り方、便利だよ」「そのナイフいいね、どうやって作るの?」といった技術交流が進んだのではないか、と研究者は考えています。

つまりネアンデルタール人たちは、ただ生き延びるだけでなく、「いい道具のアイデアを持ち寄って改良していく」という、現代人にも通じる“オタク的コラボ”をしていたのかもしれません。もしタイムトラベルできたら、あなたは彼らの工房見学に行ってみたいですか?

元記事: Neanderthal-era toolmaking spread gradually across Europe, study finds