2026-09-16
イルカの「バブルスさん」、魚にゲロを吐かせてご飯ゲットという新ワザを披露
オーストラリアのグレートバリアリーフで、とんでもなくちゃっかりしたイルカが見つかりました。ニックネームは「バブルス」。このバンドウイルカは、自分で魚を捕まえるのではなく、すでに魚を食べた別の魚にちょっかいを出して、口からエサを吐かせ、そのエサを横取りしてしまうそうです。
研究チームいわく、これは「クリプトパラシティズム(盗み食い)」と呼ばれる戦略。カモメが他の鳥のくちばしから魚を奪う、みたいな現象は知られていましたが、クジラやイルカなどの「クジラ目(セタシアン)」で、ここまで詳しく観察されたのは初めてだとか。
観察が行われたのは、オーストラリア・クイーンズランド州沖のレディ・エリオット島近くの浅いサンゴ礁。2021〜2025年のあいだに、バブルスの盗み食い行動が少なくとも11回、ビデオ付きで記録されました。
バブルスはまず、魚を追い回したり、体当たりしたりしてプレッシャーをかけます。驚いた魚が、胃の中のエサを吐き出して身軽になろうとすると、その瞬間をねらってパクリ。わざわざ狩りをしなくても、高カロリーの食事だけを効率よく手に入れているわけです。
研究者たちは、この行動がバブルスだけの「個性」なのか、ほかのイルカにも広がるのかに注目しています。もし仲間がマネをするようになれば、「盗み食い文化」がイルカ社会に根づく可能性もあるからです。
あなたは、バブルスのしたたかさを「ズルい」と感じますか?それとも「頭いい!」と感心しますか?
元記事: Bubbles the food-stealing dolphin finds shortcut to easy meal