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2026-09-15

オーストラリアのカタツムリが“台風レコーダー”だった?殻のシマ模様に隠れた気象データ

オーストラリアの研究チームが、「ビゲンデンバンドカタツムリ」という陸生カタツムリの殻を調べたところ、そこに台風級の大雨の記録が刻まれているらしい、という驚きの結果が出ました。研究対象になったのは、クイーンズランド州南東部・コールストーンレイク国立公園で採集された1匹分の殻。その成長線(シマ模様)の厚さや化学組成を詳しく分析すると、普通の雨季ではなく、サイクロン(熱帯低気圧)の通過にともなう“ドカ降り”のタイミングとピタリ一致したというのです。

これまで、過去の天気をさかのぼる「タイムカプセル」としては、年輪のある木、氷床コア、サンゴ、湖の堆積物などがよく使われてきました。しかし、個々の台風の進路まではなかなか追いづらいのが難点でした。今回の研究では、「カタツムリの殻も、極端な豪雨が来たタイミングで一気に成長し、その痕跡がリングとして残るのでは?」というアイデアを検証。結果として、殻の特定の層が、過去のサイクロン通過時の降水データと対応していることが示されたといいます。

論文の著者であるクイーンズランド大学の研究者は、「こんなに地味な生きものが、古代のサイクロンの軌跡をたどる“気象アーカイブ”になるとは思わなかった」とコメント。もし他の地域のカタツムリにも同じ性質があるなら、気象観測が存在しない時代の台風シーズンを、殻を読むだけで再現できる未来もありえます。

足元にいる小さなカタツムリが、実は「気象庁の超長期データセンター」だった、という発想はなかなかロマンがありますね。あなたの身の回りにも、まだ気づかれていない“タイムカプセル生物”が潜んでいるかもしれません。もし選べるなら、どの生きものに「過去の天気メモ」を保存しておいてほしいですか?

元記事: Snail Shells Record Extreme Rainfall and Could Map Prehistoric Cyclones, Study Finds