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2026-09-15

拾った小石の正体は…「恐竜のうんち」+史上最高レベルの羽毛だった

アメリカ・モンタナ州の荒野で、2016年に研究者が何気なく拾った、ゴルフボール半分くらいの茶色い石。10年後、その正体を詳しくスキャンしてみたら──中から出てきたのは、恐竜時代のうんち(糞の化石・コプロライト)と、その中にぎゅっと閉じ込められた骨やウロコ、そして「これまでで最も精細」と言われる羽毛だった、というニュースです。

現場は「ヘルクリーク層(Hell Creek Formation)」という、T・レックスやトリケラトプスの化石で有名な地層。そこで見つかったこの小さな塊をCTスキャンすると、中から複数の生きものの“残りカス”が立体的に現れました。とくに注目されているのが、細かい枝分かれまでくっきり残った羽根。これまでの羽毛化石は、岩に押しつぶされた平面の「影」が多かったのに対し、今回は立体構造がかなりよく再現されているそうです。

糞の化石がすごいのは、「誰が、誰を、どう食べたか」がワンセットで入っているところ。捕食者(食べた側)と被食者(食べられた側)を別々の化石から推理するのではなく、「最後の晩ごはん」そのものをのぞき見できるのです。今回の標本は、複数の羽毛恐竜や小動物が一匹の大型獣脚類(おそらく肉食恐竜)にまとめて食べられた“証拠写真”かもしれない、と研究者は見ています。

論文の筆頭著者は、シカゴのフィールド自然史博物館の古生物学者ジンマイ・オコナー。彼女は、この羽毛が「なぜ鳥だけが大量絶滅を生き延びたのか」を考えるヒントになるかもしれない、とコメントしています。羽毛の構造や機能を詳しく調べることで、どんな恐竜が飛べ、どんな恐竜が飛べなかったのか、さらに細かく分かってくる可能性があるのです。

それにしても、“うんちの中身”からここまでロマンあふれる話が出てくるとは…。あなたは化石を拾えるとしたら、美しい骨と羽毛のセットと、インパクトのある「最後のごはん」、どっちを見てみたいですか?

元記事: In 2016, a Montana researcher picked up a rock half the size of a golf ball; 10 years later, scans showed dinosaur dung holding the finest feather yet found from the age of dinosaurs