2026-09-11
シアトルは「コヨーテ天国」だった?郊外の9倍も密集している理由
アメリカ北西部の大都市シアトルで、「意外な都会の住人」が激増しているのを知っていますか? 最新の生態調査で、シアトル市内のコヨーテ(オオカミに近い中型の野生犬)の密度が、ワシントン州の自然地域に比べてなんと9倍も高いことが分かりました。
コヨーテは、もともと北米の草原などに暮らしてきた野生動物ですが、ここ数十年は「都会暮らし」がどんどん進んでいるそうです。研究チームは、市内と郊外にカメラやセンサーを設置し、どのくらいの数が活動しているかを長期的にモニタリング。その結果、夜の住宅街や公園を、コヨーテたちがかなりの密度でうろうろしていることが判明しました。
なぜ、森より街のほうが住みやすいのでしょうか。研究者によると、ゴミやペットフード、庭に出るネズミやウサギなど、「食べ物が常にある」環境が大きいとのこと。さらに、シアトルは緑地や公園も多く、「隠れる場所」と「エサ」がセットでそろっているのが、コヨーテにとって理想的な街になっているようです。
とはいえ、人と野生動物の距離が近くなりすぎると、ペットが襲われたり、交通事故が増えたりといった問題も出てきます。研究チームは、「コヨーテを完全に追い出す」のではなく、人間側がゴミの管理を徹底する、ペットを夜間は外に出さないなど、共存のルール作りを呼びかけています。
あなたの街にも、実はこっそり“都会デビュー”した野生動物がいたりするかもしれませんね。
元記事: Coyote density is 9 times higher in Seattle than in Washington’s wild lands