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2026-09-09

土星の南極に“10角形の輪っか”が出現?ハッブルがとらえた謎の渦

NASA(アメリカ航空宇宙局)が、土星の南極でとんでもなく不思議な模様をハッブル宇宙望遠鏡が撮影したとして、新しい画像を公開しました。そこに写っていたのは、なんと「10角形(デカゴン)」のような形をした巨大な渦巻きパターン。北極側には昔から有名な「六角形の嵐」がありますが、南極側でここまでハッキリした多角形の構造が見えたのはかなりレアケースだそうです。

ハッブルは地球の周りを回っている宇宙望遠鏡で、30年以上にわたって宇宙の美しい写真を撮り続けています。そのハッブルが今回ねらったのは、土星の南極にある「極渦(ポーラーボルテックス)」と呼ばれる大気の大きな渦。観測された10角形パターンは、中心の渦を取り巻くようにリング状に並び、あたかも土星の南極に巨大な幾何学模様が描かれているかのように見えます。

なぜこんな幾何学っぽい形になるのかは、まだ完全には解明されていません。地球の台風や低気圧ではまず見られない現象で、「土星の自転の速さ」「大気の成分」「風の流れ方」などが、ちょうどよくかみ合って多角形パターンができているのではないかと考えられています。研究者の中には、コンピュータシミュレーションで似たような模様を再現し、流体力学(さっきのナヴィエ–ストークスとも関係する分野)のテストベッドにしようという人たちもいます。

宇宙のどこかで、こんな“図形みたいな嵐”がふつうにグルグル回っていると思うと、ちょっとSFっぽくてワクワクしませんか?

元記事: APOD: 2026 September 8 – Hubble: Decagon Around Saturn’s South Pole