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2026-09-07

「1000度でも壊れないトランジスタ」登場? 金星探査機の“弱点”をガチでつぶす新デバイス

地球から約4000万キロ先にある惑星・金星は、地表温度が**約460℃**にもなる“超ド級の灼熱惑星”です。この環境があまりに過酷なせいで、これまでの探査機は数時間〜数十時間で沈黙してしまうのが当たり前でした。

そこで登場したのが、アメリカなどの研究チームが開発した**「1000°F(約538℃)でも動作するトランジスタ」**。トランジスタは、電流のオン・オフを切り替える電子部品で、CPUなどあらゆる電子機器の心臓部。普通のシリコン製トランジスタは高温に弱く、200℃前後で性能がガタ落ちします。

今回の研究では、**特殊な半導体材料(窒化ガリウムなどのワイドバンドギャップ半導体)**を使い、構造も熱に強いよう工夫。実験では、摂氏約540℃に相当する温度で数時間動作させても、信号をきちんと制御できたと報告されています。これは、金星表面どころか、そのさらに過酷な環境でも耐えうるレベルです。

この「極限トランジスタ」が実用化すれば、金星だけでなく、火山内部に近い場所やジェットエンジンの内部など、これまでセンサーを置けなかった領域の観測が一気に進む可能性があります。産業用としても、高温の工場設備の中に“直接組み込める”エレクトロニクスが出てくるかもしれません。

宇宙探査の世界ではよく、「金星は“ハードモードすぎる惑星”」とネタにされますが、こういう技術が揃ってくると、数時間で力尽きるどころか、年単位で表面に居座って観測する金星ローバーも夢ではなくなります。

もし“金星ローバーのライブ配信チャンネル”が始まったら、あなたはどんな景色を見てみたいですか?

元記事: 'Extreme' transistor can withstand heat of 1000-plus F — priming it for use in Venus-bound probes