2026-09-06
“宇宙でも生き残れる”南極バクテリア? 真空と放射線に耐える生命のサバイバル術
南極の氷の奥深くから取り出された古いバクテリアが、「もしかすると宇宙空間でも生き延びられるかもしれない」という研究がアメリカのメディアで紹介されました。研究者たちは、氷床コアと呼ばれる長い氷の柱から採取した微生物を調べ、そのタフさに驚いています。
このバクテリアは、何十万年というスケールで、極低温・暗闇・ほとんど栄養のない環境の中で、じっと“冬眠状態”のように耐え続けてきました。研究チームは、実験室でこの細菌を復活させ、真空や強い放射線にさらすテストを行ったところ、かなりの割合が生き残れる可能性が示されたと報告しています。
宇宙空間は、空気も水もなく、太陽からの放射線が容赦なく降り注ぐ超過酷な環境です。普通の地球の生物にとっては一瞬でアウトなはずの条件ですが、南極バクテリアはDNAを素早く修復する仕組みや、細胞を守る特殊なたんぱく質のおかげで、「しぶとく」耐える力を持っていると考えられています。
もし本当に宇宙空間で長期間生き残れるとしたら、「生命は隕石などにくっついて宇宙を旅し、別の星にたどり着くこともあるのでは?」という“パンスペルミア説”と呼ばれるアイデアにも、少し現実味が出てきます。もちろん、今回の研究だけで結論を出すことはできませんが、「生命のしぶとさ」を考えさせられる結果です。
地球の極地の氷の中に、宇宙SFみたいな能力を持った細菌が眠っていた──そんな話を聞くと、火星や氷の衛星の地下にも、想像もしなかった生命が潜んでいるのでは、とワクワクしてきませんか?
元記事: Ancient Bacteria May Survive in Space | Dallas News Today podcast