2026-09-03
砂漠の洞窟で見つかった“ミイラチーター” DNAを調べたら、アラビアの野生に希望が?
サウジアラビア北部の砂漠地帯で洞窟調査をしていた研究チームが、**なんと7体ものチーターの“自然ミイラ”**を発見した、というニュースが報じられました。発見されたのは2022〜23年で、乾燥した洞窟の環境のおかげで、骨だけでなく皮膚や毛並みまでかなりよく残っていたそうです。
研究者たちは、そのうち3体からDNAを抽出し、遺伝子を詳しく解析しました。すると驚いたことに、アラビア半島には、時期の違う複数のチーター亜種が住んでいた形跡が見つかったのです。アフリカのサバンナにいるチーターと、イランなどにほんの少数だけ残っている「アジアチーター」は、同じチーターでもやや別系統のグループです。そのどちらに近いのかは、アラビアでの再導入計画を立てるうえで、とても重要なポイントでした。
サウジアラビアなどでは、かつてアラビアチーターが野生にいましたが、20世紀の狩猟や開発でほぼ絶滅状態に。今は保護区を整備して、どの系統のチーターをどのように戻すべきか、慎重な検討が進んでいます。今回のミイラのDNAは、その“歴史の答え合わせ”に役立つかもしれない、というわけです。
発見チームの一人は「ここまで保存状態の良いチーターの遺体が見つかるとは思わなかった」とコメントしています。洞窟が、偶然にも冷暗所+乾燥庫の役割を果たし、数百年単位で“冷凍保存”してくれていた可能性があります。
砂漠の洞窟で眠っていたチーターたちが、未来の保全計画に役立つ――そんなちょっと切なくて希望のある話、あなたはどう感じましたか?
元記事: Scientists extracted DNA from mummified cheetah remains and made a surprising discovery