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2026-09-01

絶滅した「タスマニアタイガー」は羊キラーじゃなかった? 顎の骨からわかった意外な食生活

オーストラリアの絶滅動物「タスマニアタイガー(フクロオオカミ)」といえば、「羊を食い荒らすどう猛な捕食者」というイメージで語られてきました。ところが、最新の研究で「実はそんなに大型獲物向きじゃなかったのでは?」という結果が出てきました。

研究チームは、博物館などに保管されているタスマニアタイガーの頭骨を3Dスキャンし、コンピューターでかみつきの力や顎(あご)の動き方を詳しく解析しました。その結果、顎の形はオオカミや野犬よりも「細長くて深い」ことが分かり、牛や羊のような大きな獲物を押さえつけるには向いていない可能性が高いと示されたのです。代わりに、小型〜中型の動物を、素早く「パクッ」と一撃で仕留めるタイプだったと考えられます。

タスマニアタイガーは見た目こそトラ柄の犬のようですが、実は有袋類(カンガルーの仲間)の一種。オーストラリアでは、ヨーロッパ系入植者が「家畜を襲う害獣だ」と決めつけ、19〜20世紀にかけて大量に駆除した歴史があります。今回の研究結果は、その「犯罪歴」がかなり誇張されていたかもしれない、と示唆しているわけです。

もちろん、まったく家畜を襲わなかったとは言い切れませんが、「性格も行動も、私たちが想像していた“狼コピー”とは違っていたかも」と研究者たちは話しています。もし当時、この知識があったら、タスマニアタイガーの運命は変わっていたのでしょうか。

元記事: Not tiger, not wolf: Australian thylacine skull reveals a far different hunting style